理想の勤務先を見つけるポイント

新しい職場の探し方
「自分で求人情報を見て、自分で応募する」、「コネクションで勤務先を紹介してもらう」、「転職支援サイトを利用する」の3つのタイプに分けることができます。それぞれのメリットとデメリットを納得した上で、活動しましょう。

人材紹介サービスを活用する
専門科目のニーズに精通した専任のコンサルタントがあなたのスキル、経験にマッチした病院施設を紹介し、細かい手続き等を全て行ってくれます。臨床現場を離れていた方の復職サポートもあります。忙しくて時間が取れない方にオススメです。

好条件の案件は非公開求人に
転職支援サイトに登録した方だけが紹介を受けることができる非公開の案件です。登録者にとっては選択肢が増えることになりますし、待遇がよいものも多く見つかります。

女医の復職支援プログラム
数年のブランクが不安で現場復帰が不安なドクターのためのプログラムです。研修プランを立て、再研修の場所を提供し、復職先の紹介まで行ってくれます。

育児短時間勤務制度
小学生未満の子供を持つ方を対象としたこの制度を活用すれば、週20間程度の勤務時間を選択できるため、臨床の場を離れることなく、医業と家庭を両立することができます。

育児期間に最適な健診アルバイト
精神的にも体力的にもいきなり常勤に戻ることが厳しい場合は、健康な方を対象とした健診の単発(スポット)アルバイトがオススメです。

退職手続きと引継ぎのポイント
病棟のローテーションや患者、引継ぎの者に迷惑をかけないためにも、退職日の半年~3ヶ月前を目安として、勤務先の人事担当者と話し合いをしておきましょう。

働きやすい勤務環境を整えた医療機関

聖隷横浜病院
常勤医師一人分の仕事を二人で担当するジョブシェアリング制度の導入、最新の医療機器の購入、院内保育施設を新設などモチベーションを高める環境を整えたことにより、3年間で医師数が約40人も増加しました。

岡山大学病院
女性医師の復職支援の一環として、患者急変時の対応や麻酔技能を再習得する「短期トレーニング」と、医師数に余裕のある科に非常勤として働きながら臨床感覚を取り戻す「ワーキングコース」を用意しています。

大阪厚生年金病院
育児休暇の充実や正職員短時間勤務制度の導入を図り、出産前後や育児中も勤務を継続できる体制を整えました。医師の増員により、一人当たりの年間残業時間も400時間から360時間に削減されました。

板橋中央総合病院
主治医を決めないで複数で患者を診るチーム医療を導入して、残業時間を徹底して減らし、定時にに帰宅できるシステムを構築。これらの取り組みが評価され、産婦人科医の不足は解消し、そのうち半数は女性が占めるまでになりました。

福井県済生会病院
復職支援プログラムの導入によりブランクのある方の職場復帰をサポート。また、子供を持つ女性医師や看護師が仕事を継続できるように、産休・育休の取得を促進するだけでなく、4時間保育所を運営しています。

福岡大学病院
長時間の労働が強いられる環境と訴訟リスクにより外科医への志望者は年々減少。さらに、総合的な診療能力の習得を目的とした新臨床研修制度により、専門性の高い同大学では入局希望者は激減したなか、抜本的な対策に乗り出しました。

医療現場が抱える諸問題

深刻化する医師不足
日本における人口1000人あたりの医師数は2.15人。この数字は先進国が加盟するOECDの全30ヶ国中で27位です。日本の病院のベッド数が圧倒的に多いことを考えると、医療現場で圧倒的に人材が不足していることがわかります。

勤務医の待遇改善が偏在解消のカギ
産婦人科と小児科を筆頭に、勤務医の確保ができずに休止に追い込まれる診療科が目立ち始めています。医師の総数が増え続けても、配置のアンバランスが是正されないため、こうした事態を招いているのです。

医療施設の集約化で浮かび上がる問題
過去10年、産科、小児科、救急を扱う施設の減少が相次いでいますが、共通点として施設の「集約化」という傾向が見られます。集約化にはメリットもありますが、近くに産科、小児科がない、救急患者の受け入れが困難な例も相次いでいます。

患者の「たらい回し」問題
妊婦を載せた救急車の受け入れを巡って、複数の病院間で「たらい回し」が行われた等の事例が全国の救急指定病院で問題となっています。根本的な原因である医師不足は診療報酬の値上げだけでは、解決は望めません。

未回収金の増加で経営が悪化
経済的な困窮や一部の悪質な患者が増加した結果、窓口で支払うべき自己負担金の滞納が発生し、医療機関の経営を悪化させる一因となっています。組織的な未回収金の管理態勢の確立、カード決済の導入など対策が急がれます。

医療崩壊と自治体病院改革
新医師臨床研修制度で若手の大都市の医療機関を目指す傾向が強くなったことに加え、経営効率の改善を求める自治体病院改革制度のスタートで、民間と自治体医療機関の勤務医の年収の差は広がると予想されます。

産科医の無過失補償制度
過酷な勤務環境と「福島県立大野台病院事件」以降、訴訟リスクを嫌った若手医師の産科離れを食い止めるため、日本医師会が創設を求めたのが、医療側の過失の有無に関係なく補償金が支払われる「産科医療補償制度」です。

当直料の計算方法
常態で労働の必要性がほとんどない「宿直」と「時間外労働」が混同されて使われているケースが多く、奈良県立奈良病院のように産科医が適正な賃金を求めて訴訟を起こした例もあります。

コンサルタントのサポートが充実した求人サイト

医師転職ドットコム
5,000を越える全国の医療機関から常時15,000件の求人情報をご紹介しています。「保育所あり」・「当直無し」など小さなお子さんがいらっしゃる先生のニーズに応えられる案件も豊富にご用意しています。

リクルートドクターズキャリア
ジャミックとリクルートが培ってきた二つの力を融合した転職支援サービスです。常勤・非常勤(スポット・アルバイト)をはじめ、開業をお考えの先生のサポートも行っています。

民間医局
登録ドクター約35,600人、登録医療機関7,800施設。東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡の7つの拠点が連携していますので、きめ細かいサービスをご提供することが出来ます。

医師バイトドットコム
好条件のバイト案件は募集と同時に定員に達しますので、情報収集のスピードが何より大切です。内視鏡、読影、糖尿病、婦人科、麻酔科、整形外科、健診・人間ドックほか、あらゆる専門科目の求人を毎日更新しています。

先進的な取組みで「勝ち組」を目指す臨床研修病院

多摩総合医療センター
各診療科のスーパーローテート方式と、それだけでは学べない領域をカバーするコアカリキュラムの研修を併せて実施。プログラム内容の自由度が増す施設が多いなか、あえて自由選択をなくしました。

松波総合病院
希望に合わせて研修プログラムを作成する仕組みを採用しています。また、医局では指導医以外のスタッフとも円滑なコミュニケーションを行えるように垣根のない環境づくりを実施しています。

三重大学病院
県内外の多くの有名施設と連携を行い、研修医が色々な経験を積むことを可能にしました。また、24時間体制で内視鏡や救急処置などの手技の訓練を行える「スキルズラボ」を新設しました。

岡山大学病院
大学の特性を生かした、高い専門性を身に付けられる臨床研修を目指す方針を打ち出しました。1年目から専門研修を履修できる仕組みを整備し、希望する診療科の医師が指導医を担当します。