ご存知ですか? 女性医師再教育・復職支援プロジェクト
女性医師の場合、出産や育児などの理由で臨床の現場を離れざるを得ないケースがあります。数ヶ月程度のブランクなら即、現場復帰でも問題はありませんが、出産や育児となると数年のブランクが生じることも珍しくないため、新薬の登場、治療法の変化、医療機器の刷新などを考えると、復職に不安を覚える方も多いことと思います。
これを受けて近年は、転職支援サイトが医療機関と共同して、女性医師の現場復帰のサポートを行うところも登場しました。
例えば、転職支援サイト「民間医局」を運営するメディカル・プリンシプル社、東京女子医科大学、日本赤十字社、済生会は共同で「女性医師再教育-復職支援プロジェクト」を立ち上げ、オーダーメイドの研修プランを立て、再研修の場所を提供し、復職先の紹介までを無料で行っています。
女性医師を対象に、復職をテーマとするシンポジウム、セミナー等も随時開催しており、プロジェクトを利用して実際に復職に向けて頑張っておられる方の体験談や求められる支援についてなど、復職するためノウハウ等を真剣に語る場を提供しています。
また岡山大学病院では、患者急変時の対応や麻酔技能を1日かけて学ぶ「短期トレーニング」と働きながら臨床感覚を取り戻す「ワーキングコース」を設けています。
さらに東京女子医科大学の「女性医師再教育センター」では2009年1月より、プロジェクトを強化するための教育・学習支援の一環として、場所と時間に縛られることなく学習できる「e-ラーニング」をスタートさせました。
これまで地理的な条件や時間的な制約で「復職プロジェクト」に参加できなかった方はe-ラーニングの登場により、自宅での空き時間を利用して気軽に最新の医療情報を入手できるなど、臨床研修プログラムに参加が可能となる時期までの期間を有効利用することが可能となりました。また、既に研修中の方もこのプログラムを併用することで、現場復帰の際により一層の効果を発揮すると期待されています。
そのほか、医療系の人材紹介サイトでは、ブランクのある女性医師の皆さんが無理なく臨床現場に復帰できるように、「保育所あり」「当直なし」「短時間勤務が可能」「ワークシェアリングを導入」など、働きやすい条件の求人や実際の体験談などを多数掲載しているところもありますので、それらを参考にしてみるのも一法でしょう。
