産科・婦人科・小児科は好待遇の案件が増えています

訴訟リスクの高い科は慢性的な人材不足

麻酔科
国公立病院において、手術麻酔、術前・術後の管理を担当する求人が大部分を占めています。

非常勤を中心としてチームで活動する麻酔科医が多いため、常勤をご希望の場合は、年俸だけでなく、当直やオンコールの負担を軽減するなどの好条件の案件が数多く見つかります。

そのほか、ICU管理などの救急医療や、緩和ケア領域での募集もあります。

産科・婦人科
福島県立大野病院の産科医が起訴された影響もあり、若手は訴訟リスクの高いこの診療科を避ける傾向がさらに強くなっています。そのため、総合病院から産婦人科専門病院、クリニックを問わず、求職者の数よりも採用人数の方が圧倒的に多くなっています。

当然、高給与の案件が多くなる傾向にありますが、常勤医の体制や患者さんの層、女性が働きやすい環境づくりなどが人気の度合いを左右しています。婦人科についても、不妊治療から女性外来まで幅広く行われています。

小児科・小児外科
この分野も人材不足が慢性化しているため、求人は常に豊富です。なかでも救急対応している総合病院からの案件が目立っています。当直時間を労働時間とカウントしてシフトを組んだり、女性医師のワークシェアリングなどの体制を整える医療機関もあります。

精神科・心療内科
精神病院、メンタルクリニック、総合病院において募集ニーズは高まっており、なかでも、精神保健指定医が不足している状態です。近年、外来患者さんが増加傾向にあるため、総合病院やクリニックでの精神科・心療内科の開設も増えてきています。

皮膚科
アトピー性皮膚炎、脱毛症などの皮膚疾患の治療を行う求人と、ヒアルロン酸注入、ボトックス注射、ケミカルピーリング、レーザー脱毛などを行う美容皮膚科の求人に分けられます。都市部を中心とした求人がほとんどですが、募集枠自体はまだまだ少ないのが現状です。

眼科
専門医を持たない眼科医の募集は、人気科目となっています。コンタクトレンズ関連は診療報酬の引き下げにより、減少傾向が続いています。一方、専門医を取得して、白内障手術や緑内障手術(SLT)、網膜光凝固などの症例が豊富な医師に対するニーズは高い状況にあります。

リハビリテーション科
依然として高いニーズがあります。近年は神経内科や脳神経外科、整形外科から転科する方も少なくなく、医療機関もその流れを歓迎しています。また、リハビリテーション専門医はまだまだ少ないため、リハビリテーション病棟を新設する医療機関からは好待遇の案件が多く出されています。

放射線科
CT、MRI、PETをはじめとする読影から、IVR検査・治療や放射線治療まで、多くの医療機関で求人が活発となっています。読影専門のクリニックから総合病院の募集まで様々ですが、募集人員は概ね1名のため充足が早いのが特徴で、早めの情報収集が重要です。

ただし、新医師臨床研修制度の開始後、放射線科を選択する医師が増加している影響もあり、好待遇の案件が豊富なのもこの数年がピークではないかと考えられます。

健診・人間ドック
首都圏をはじめとする都市部では採用数に対する募集が多く、充足するスピードも速いため、早めの情報収集を心掛けていないと好条件の案件を見逃してしまうケースもあります。専門分野においては、上部・下部内視鏡、読影のスキルを有した方が優遇されています。なかでも、消化器内科や乳腺外科の女性医師に対するニーズは非常に高くなっています。