医局の雰囲気と研修内容が高評価で、常に募集定員は一杯です

社会医療法人の認可を受けました

初期研修医の確保に苦戦している病院が少なくないなか、常に募集定員は一杯、定員の3倍の研修希望者が応募してくることもある松波総合病院(岐阜県鳥羽郡)。

評価が高い要因の一つとなっているのが医療機能の充実です。同病院は開設当初から、「救急患者を断らない病院」として地域の救急医療を担っており、救急医療に関する厳しい要件を満たした結果、2008年には社会医療法人の認可を受けています。

年間の救急患者の受入れ数は約1万5000件となっており、この点に魅力を感じて応募してきた研修医も少なくありません。また、民間病院として唯一、生体肝移植を手掛けている(2009年末現在)ことも、セールスポイントとなっています。

また、研修医が指導医以外の病院スタッフと垣根なく交流できるように、区切りが全くない1フロアに医局を設置しているのも大きなポイントです。研修先を決定する際、数十もの病院を見学したある研修医は「年次の近い医師だけでなく、診療部長などのベテランにも気兼ねなく話を聞ける環境に魅力を感じた」と語っています。

病院の規模や指導医の人員を考慮すれば10人程度まで募集定員を設定することも可能ですが、スタッフが全員の顔を覚えて、きめ細かい教育ができるように募集定員もあえて4人にしている点も見逃せません。

そんな松波総合病院ですが、2009年5月に行われた臨床研修制度の改正を受けて、必修化を中心に各診療科で満遍なく研修するスーパーローテート方式をやめ、研修医の希望に合わせてプログラムを作成する仕組みに変更を行いました。

進みたい科目が決まっていない場合は、興味のある診療科を複数回れるようになっています。他病院から新たに迎えた総合内科や救急科の医師にもプログラムの作成に加わってもらい、プログラムの内容をより充実させたものにしました。